私たちが普段使っているパワーストーンのアクセサリーは、天然石の原石を加工したものです。
しかし、実は加工前の原石の方が強いパワーがあると言われています。
その中でも特に人気が高いのが、水晶の原石です。
そこで今回は、水晶の原石の種類と見分け方についてご紹介していきましょう。
水晶の結晶の種類
水晶とは、二酸化ケイ素が結晶化した鉱物のことです。
一般的には透明な水晶を指すことが多いですが、それ以外にもさまざまな種類があります。
そこで今回は、水晶の原石の種類について見ていきましょう。
◆ 透明の水晶
よくある水晶は、無色透明のものを指します。
しかし、水晶が結晶化するためには長い時間がかかり、その間にさまざまな物質が混ざってしまうことが多くなっています。
そのため、透明度の高い水晶はかなり希少だと言われています。
透明でサイズが大きな水晶ほど、高い価値がつくようです。
◆ 色付き水晶
水晶が結晶化するまでに不純物が混ざると、色がついた水晶となります。
不純物が含まれていますが、その独特の美しい色合いが人気となり、近年は色付きの水晶がパワーストーンとして使われることも多くなっています。
代表的な色付き水晶は、アメジストやシトリン、ローズクォーツなどが挙げられます。
このようなパワーストーンにもそれぞれ効能があるので、気になる方は試してみるといいでしょう。
◆ 変わり水晶
変わり水晶とは、形や含有物が特殊なものを指します。
水晶が形成される際に別の鉱物が含まれたことによって、中に柱や針のようなものが見えるものなどがあります。
このような変わり水晶は、世界に1つしかない独特な柄となっているので、コレクターが揃えることが多いようです。
水晶の結晶の見分け方
先ほどもお伝えしたように、水晶は長い時間をかけて結晶化するので、水晶の透明度が高くなるほど、希少価値は高くなり、高額になって流通することが多いと言われています。
しかし、それだと気軽に持つことができないので、近年では手頃な価格で手に入る「合成水晶」と名付けられる人工の水晶が出回っているケースもあるようです。
そこでここからは、天然の水晶と人工水晶の見極め方についてご紹介していきましょう。
◆ 触った時の感触
天然水晶と人工水晶の最も簡単な見極め方は、触った時の感触です。
天然の水晶の場合、かなり硬くて冷たい感触になっていることが多いです。
水晶は熱伝導性が高いので、すぐに熱を逃がしてくれるので、冷たさを感じるようです。
しかし、人工の水晶はガラス玉で作られているため、触った時には滑らかさや暖かみを感じます。
この違いで見分けることができるでしょう。
ただ、水晶が置いてある場所によって温度が変わることもありますし、人工水晶の場合は感触だけで見極めるのは難しいと考えられています。
そのため、他の方法も一緒に行うようにしましょう。
◆ 尖ったものでひっかく
天然水晶と人工水晶の大きな違いの1つに「硬度」があります。
人工水晶に使われているガラスの硬さは、モース硬度4となっているのに対して、天然の水晶はモース硬度7となっています。
ちなみに、ダイヤモンドの硬さがモース硬度10となっているので、比較してみても天然水晶はかなり硬いということが分かります。
そのため、ナイフなどの尖ったものでひっかいた時に傷がつくのが人工水晶、傷がつかないのが天然水晶と言えるでしょう。
ただ、すでに加工された水晶の場合は安易に傷をつけることができないので、この方法を試すことができるのは原石や水晶クラスターの場合のみです。
◆ 氷の上に置いてみる
先ほどもお伝えしたように、天然水晶と人工水晶で使われるガラスでは熱伝導率が異なります。
もちろん手で持って試すこともできますが、それだけで明確な判断を行うことは難しいでしょう。
そのような場合、厚手の氷を使って試す方法をおすすめします。
氷の上にガラス玉と水晶を置いたまま20~30分ほど放置しておくと、どちらも氷の中に沈んでいきます。
この時に水晶の方が熱伝導率が高いため、氷が溶けるスピードが早くてより深く沈むと考えられています。
ただ、この方法を実践するためには、ガラス玉と水晶の両者が必要になるので、なかなか難しいでしょう。
◆ 髪の毛を使って判断する
天然水晶と人工水晶を見極める簡単な方法の1つに、髪の毛を使う手法があります。
髪の毛を白い布に貼り付けてその上に水晶玉を置き、光の屈折の違いで判断します。
天然水晶であれば、光の屈折が起こるので髪の毛が2本に見える角度がありますが、ガラスの場合にはそれがありません。
この方法は簡単なので、誰でも試しやすいでしょう。
◆ 中身を観察する
持っている水晶のサイズが大きい場合、水晶の内部を観察することによって天然石か人工石かを見極めることができます。
天然水晶は長い時間をかけて結晶化されていくので、内部が層状になっていたり、雲のような形の模様ができることが多くあります。
また、大半の天然水晶は中に亀裂が入っているようです。
もしもこのような模様や傷が一切見当たらなければ、人工水晶の可能性が高いと考えられるでしょう。
◆ 値段で見極める
天然水晶と人工水晶では、価格が大きく異なります。
天然水晶の場合、直径が10cmほどでも1万円以上の価値がつくと言われています。
そのため、あまりにも安価なものであれば、人工の水晶である可能性が高いでしょう。
特に近年はパワーストーンの人気が高まってきたことにより、人工石も多く販売されているので、注意が必要です。
水晶の原石を購入する時の選び方
◆ 産地で選ぶ
水晶の産地には、アメリカ・ブラジル・ヒマラヤ・中国等があります。
どこでとれたのかによって、価格や品質は異なります。
しかし、価格が高いからといって品質が高いというわけではなく、希少性が高いということです。
産地によって特徴があるため、しっかりと見極めて購入するようにしましょう。
◆ 見た目で選ぶ
水晶の原石といっても、商品によって品質や見た目は大きく異なります。
そのため、より美しい見た目のものを探したいという方は、それぞれの輝きをしっかりとチェックして購入することをおすすめします。
◆ 鑑定書のついているものを選ぶ
天然水晶の原石がほしいのであれば、鑑定書がついているものを選ぶことをおすすめします。
鑑定書がついているものであれば、天然という証明がされているため、安心して購入することができます。
店舗によって鑑定書を発行しているかどうかが異なるので、事前に確認しておきましょう。
水晶の浄化力
水晶はその透明で純粋なエネルギーにより、他のパワーストーンから溜まった不要なエネルギーを取り除く役割を果たします。これは水晶が「エネルギーのクリアリング」を行う能力を持つためで、常にクリーンで整った状態にパワーストーンを戻すのに最適です。
浄化の方法
水晶クラスターの使用:他のパワーストーンを水晶クラスターの上に置くことで、自然に浄化が行われます。クラスターの多くの結晶が集まっている形状は、強い浄化力を発揮し、効率よくエネルギーをリセットします。
水晶チップ: 小さな水晶チップを容器に入れ、その上にパワーストーンを置く方法も一般的です。手軽にできる浄化方法として人気です。
水晶を使用した瞑想: 水晶を手に持って瞑想することで、自分自身や他のパワーストーンをエネルギー的に浄化することができます。水晶が放つクリアな波動が、マイナスエネルギーを洗い流します。
まとめ
水晶の原石は、希少価値が高くパワーも強いです。
そのため、持っておくことによって自分の運気を大きく高めることができると考えられています。
見た目も美しいので、インテリアやアクセサリーとしても最適でしょう。
ただ、最近のパワーストーンの人気に伴い、人工で作られた水晶もたくさん販売されています。
間違って人工のものを購入しないように、事前にお店に確認しておくことをおすすめします。
自分で簡単に確かめる方法もあるので、自分が持っている天然石が気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。