
古来より、十五夜(中秋の名月)は「一年で最も美しい月」とされ、月のパワーが最大限に満ちる夜と考えられてきました。そんな特別な夜は、パワーストーンや天然石を浄化する絶好のタイミングでもあります。月光浴は石にたまった不要なエネルギーを解放し、本来の力を取り戻させるといわれています。本コラムでは、十五夜に行うパワーストーンの浄化方法や注意点、さらに月光浴のスピリチュアルな意味について詳しくご紹介します。
パワーストーンとは?

パワーストーンとは、自然界が数千年・数万年という長い時間をかけて生み出した鉱物や結晶の中でも、特に「エネルギー」や「波動」を宿すとされる天然石のことです。
古代エジプトではラピスラズリが護符として使われ、インドではチャクラを整える石として重宝され、日本でも勾玉としてお守りにされるなど、世界各地で神聖視されてきました。
現代では「心を癒す」「願いをサポートする」アイテムとして身近に取り入れられています。
十五夜とは?

十五夜(中秋の名月)は、旧暦の8月15日にあたる満月を指します。
この日は一年の中でも月が最も美しく輝くとされ、日本では「お月見」として稲穂の実りに感謝し、健康や豊作を祈る風習が伝わっています。
スピリチュアル的には、満月は「完成・達成」を象徴し、不要なものを手放すと同時に、新しいエネルギーを受け取るのに最適なタイミングです。
そのため十五夜は、パワーストーンを浄化し、再び輝きを取り戻させる特別な夜と考えられています。
十五夜におすすめのパワーストーン
◆水晶
浄化力が非常に強く、あらゆる石のエネルギーを整える万能の石。満月の光でさらに透明度と波動が高まります。
◆ムーンストーン
「月の石」と呼ばれ、十五夜と最も相性が良いパワーストーン。女性性や直感力を高め、感情のバランスを整えてくれます。
◆ラピスラズリ
古代から「天の叡智」を象徴する石。十五夜の神秘的な光と共鳴し、直感力を研ぎ澄ませ、邪気を払う力を強めます。
◆セレナイト
非常に強力な浄化力を持つ石ですが、水や塩に弱いため、月光浴が最も適した浄化法。十五夜の柔らかな光でパワーをチャージできます。
◆アメジスト
心を穏やかにし、精神を安定させる石。十五夜に浄化することで、不安や迷いを手放し、深い癒しをもたらします。
十五夜のパワーストーンの浄化方法

①浄化の準備
・石を柔らかい布で拭き、ホコリや指紋を取り除く
・浄化の意図を持ち「不要なエネルギーを手放し、光を受け入れます」と心の中で唱える
②月光浴
・ベランダや庭、窓辺など月明りが届く場所に置く
・できれば直接月光に当たる場所がおすすめ
・一晩中置いておくと、石が月のエネルギーを十分に吸収します
③翌朝の取り込み
・朝日が強く当たる前に回収する
・回収した後は石を手に取り、自分の願いや感謝を込めるとより効果的
十五夜の月光浴がもたらす効果

・ネガティブエネルギーの解放
日常で吸収した不要な波動を解き放ち、石の波長をリセットします。
・願望成就のサポート
満月は「達成」「実り」を象徴するため、石に自分の願いを込めると後押ししてくれる力が強まります。
・持ち主との波動調整
月光は石だけでなく人の心身も癒やすため、石と持ち主のエネルギーを調和させる効果が期待できます。
まとめ

十五夜は、一年の中でも月のエネルギーが最も満ちる特別な夜です。この夜にパワーストーンを月光浴させることで、石に溜まった不要なエネルギーを手放し、本来の輝きと力を取り戻すことができます。さらに、月光は石と持ち主の波動を調和させ、願いを叶える後押しをしてくれるでしょう。満月の光に包まれながら石と心をリセットし、新しいエネルギーを受け取る時間を大切にしてみてください。