新しい一年のはじまりとされる立春を前に、季節を分ける節分があります。
福豆をまいて厄を避け、福を呼び込むという慣わしに親しんでいますが、近年は恵方巻きを食する習慣も根付いてきましたね。
今回は、節分や立春、春節などの時期の過ごし方についてご紹介します。
節分はどんな時期?
節分とは季節を分ける言葉ですので、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日、年に4回訪れます。
日本では、豆撒きの習慣により、立春の前日、2月3日を指すことが一般的になりました。
この時期は、「本当の新年が訪れる時期」といわれています。
◆ 節分や立春の迎え方は?
立春からはじまる新年を迎えるこの時期は、大晦日にあたる時期ですので、心身、環境ともに浄化や掃除等を心がけ、新たな流れに乗る準備を整えておくと良い時期です。
とても寒い季節でもありますので、風邪予防の意味も込めて、塩を入れて入浴するなどをし、自らを浄化しておくという方法もあります。
パワーストーンやアクセサリーなどをお使いの方は、浄化しておくのもおすすめです。
新たな一年の始まりの時期は、エネルギーが大きく変わることがあり、体調や環境などに変化が見られる場合もあるでしょう。
これまでと何かが違うと感じられるときは、流れが大きく変化している可能性があります。
あまり無理をせず、深呼吸を心がけながら軸を整えることを意識して過ごしましょう。
体調面で変化があった場合は、休息をきちんととり、新たな年のエネルギーにゆったりとなじませてあげると、本来の流れにスムーズに乗ることができるでしょう。
春節とは?
春節とは旧正月、中国のお正月であり、太陽暦における1月1日を指します。
月の満ち欠けにより暦が作られていたため、毎年日にちは変わり、立春に最も近い新月の日に春節が設定されます。
春の訪れが間もないこの時期は、一番寒い時期を前にした現在の日本のお正月よりも、新年のエネルギーを感じやすいかもしれません。
大晦日や節分の時期と同様、体調や環境を浄化し、良い運気を受け入れるスペースを整えておきましょう。
◆ 運気の流れに乗るには?
新しい流れが訪れるときは、変化を伴うことが多くあります。
スムーズに流れに乗るときに一番大切なことは、「手放す」ことを実践していくことです。
物事の滞りを感じる、運気が停滞しているなどと感じるときは、気づかないうちに、執着や期待などを握り締めてしまっていることがあります。
断捨離というと、物質面に目が向きますが、不要な感情も手放してあげることが大切です。
自分にとって不要となった思い込みをすっきりさせてあげると、新しい変化を受け入れるスペースが生まれ、運命の扉が開く方も少なくないはずです。
普段生活しているうえで、自分が何かに執着してしまっていることに、私たちはほとんど気づきませんが、自分の感情が強く動くときをていねいにみていくと、手放すべき感情がわかります。
たとえば、この話題になると怒りを感じる、これを思い出すたびに恥ずかしくてたまらない、など、様々な感情がありますが、何に怒りや羞恥心、悲しみを覚えるかは、人それぞれ異なります。
幼い頃に受けた心の傷や失恋など、そのときはとても悲しかったけれど、今現在はもうその感情は必要ないから手放していい、ということに気づくだけで、胸のしこりが解けていく場合があります。
これまでブロックとなっていた場所に風通しが良くなることで、変化をスムーズに受け入れ、新しい流れに乗って進むことができるでしょう。
立春や春節の過ごし方は?
新しい一年のはじまりですので、日本での元旦と同様、新たなスタートとして考えると良いでしょう。
元旦に心に決めた決意を改めて見直したり、春節は新月とも重なりますので、新たに身につけようと思っているもの、アクセサリーやお財布、洋服や下着など、使い始めの日とするのもいいですね。
2000年代、物質重視から心の時代に入って久しいですが、これからますます心や内面、自分自身の資質を活かしていく時代に入っていきます。
一年に何度か訪れる節目のとき、本来の願いや夢、心が望むことに目を向けて、確認してみるといいでしょう。
あなたの心からの願いは、他者を助ける一番の方法かもしれません。
節分や立春などの大きな節目の時期には、普段の生活で忘れがちになる大切なことに、心を寄せる時間を作ってあげてくださいね。