Kukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)とは
Kukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)は、マウイ島に西部にある古代ハワイアンの神殿です。
Heiau(ヘイアウ)とは、は古代ハワイアンたちが、祈りを捧げたり、宗教的な儀式を行い、まつり事のために建てられた神殿であり、大切な聖域です。
ヘイアウには様々な儀式が行われ、その目的別のヘイアウもあります。
戦争に行く前の祈りの儀式では、「勝利祈願」の為、ヘイアウで生贄を捧げたり(ルアキニ・ヘイアウ)、病気を治療する「健康長寿祈願」のヘイアウや、無事に出産を迎えるための「安産祈願」のヘイアウ、また「豊作豊漁祈願」「天候に恵まれる」など、古代ハワイアンたちにとって、心の拠り所であり、生活の一部でもありました。
ただ、王族やカフナ(霊能者、僧侶)など、位の高い者しか出入りは許されない聖地とされていました。
その形態は様々で、溶岩などの岩を積み上げた簡単なものから、その岩と木造で建てられた立派なものまで多種多様でした。
もちろんヘイアウに選ばれる場所には、Mana(マナ)で溢れた霊的でスピリッチュアルな特別な聖域が選ばれたので、今もなおパワースポットとして信じられています。
Kukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)は、「ヒーリング・癒やしの聖域」として有名なヘイアウだそうで、ハワイ語の意味は、“空高く明るい光の入り口“だそうで、まさしく小高い丘の上にあり、遠くに見える海の景色は素晴らしいです。
ハワイアンの人々がそう呼ぶには、このヘイアウは、天空界と人間世界を結ぶ入り口なのだそうです。厳かですね….。
入り口のサインには、“Welcome to KUKUIPUKA HEIAU(Place of Refuge/Healing) Please KOKUA(Help)、To Malama(Take Care), ALOHA(Love), And HO IHI(Respect) This Most Sacred AINA(Land) ”と書かれています。
このサインを見ると身の引き締まる思いです。
忘れてはいけない、人生で大切な事。
日頃ついつい忘れがちな敬意や、そして反省をしていない自分の怠慢さに気付かされてハッとします。
心の洗われるサインですが、またその時は反省しても、日頃の生活に流されてその大切な教訓をおろそかにしてしまうんでしょうね…..。
Kukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)で感じるMana(マナ)
このKukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)は、1995年最近に見つかったそうです。
マウイ島在住のレイオフ・ライダーさんというヒーラーの方が、夢のお告げの果てに見つけたヘイアウだそうです。
かつて、カメハメハ大王がハワイを統一するためにマウイ島の兵と戦って、沢山のハワイアン兵士が血を流した血でもあるそうですが、訪れる人々が自ずと祈る魂で、きっとそんな兵士たちにやすらぎと冥福が伝わって、今では穏やかで優しい大気が流れているのかもしれません。
釣り針の形のような、岩を積み上げたこのヘイアウには、お供え物や華やTリーフが置かれています。
しかし美しく整備されています。
この柔らかな空気感に訪れた人は皆驚くそうです。
波動を感じる人、大気の優しさを感じる人、何も感じない人、何だかはわからないけれど、やはり何かを感じる人.....。ここは特に柔らかい大気に包まれる感じになる人が多いようです。
時間はゆっくりと流れ、大気は厳かで、自然と大きく呼吸がしたくなるそうです。呼吸….。
このKukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)の聖域の大気を思いっきり体に吸い込み、そして吐き出す。
体の中の言いしれない、日常の悪しき魂を、まるごと清める….そんな感じでしょうか。
私自身もそんな呼吸をしてみたいです。
平和な空気がながれているそうです。優しい大気なのですね。
このヘイアウに訪れる前に、イアオ渓谷の川の水で身を清めてから訪れるのだそうですが、私達って日頃から心身共に汚れているのでしょうか….。少しショックです。
◆ Kukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)の場所
このKukuipuka Heiau(ククイプカ・ヘイアウ)は、私有地で一般には開放されてい無いそうです。私有地なので住所などの詳細も少ないです。
許可をもらって訪れるか、マウイ島現地のツアーエージェントから申し込むかが必要です。
マウイ島西部にある乗馬を楽しめるオプション等のある、メンデスランチ・Mendes Ranch(牧場)の道路の真向かい、反対側にあるそうで、きれいに整備されていて、Tリーフに囲まれた美しいヘイアウです。
ここへ訪れる際には、裸足になり、入出の許しを乞うお祈りOli (オリ)を唱え、一礼をしてから訪れましょう。