ポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)とは
オアフ島北部ノースショアのハレイワに、このポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)はあります。
カイアカ・ベイ・ビーチパーク (Kaiaka Bay Beach Park)という公園の中にあります。
カイアカ・ベイ・ビーチパークの入江に、このポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)は静かに横たわっています。
ポハク(Pohaku)とはハワイ語で、“石(ストーン)”という意味で、ラナイ(Lanai)とは、ベランダの事ですが、『石のベランダ?』とでも言うのでしょうか。
形がベルに似ていて、「ベルロック」とも言われているそうですが、ポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)の石は、きのこのようにも見えますし、見た感じ奇妙な円盤のような形をしています。
または、ウミガメに見える!といった人もいます。
2つの岩が重なって出来ており、“バランスロック”?とも言われており、確かに上のこんな大きな石(岩)をいったいそうやって古代ハワイアンの人々が載せたのか?下の岩と上の岩のアンバランスさが微妙です。
“願いが叶う石”とも言われるこの石には、スポーツ選手をはじめ、お忍びで訪れる各界の著名人の方々も多くいらっしゃるそうです。
雨宿りができそうなくらい巨大な岩で、高さ約4メートル、全周は約28メートルもある、巨大な岩ですが、ハワイ先住民であるポリネシアンの人たちの故郷であるタヒチから太平洋を渡り流れ着いたとも言われています。だとしたらすごいですね。
ハワイ先住民たちは、カヌー一つで、この大きな太平洋を命がけで渡ってきたのですが、この石は太平洋の波に流され、はるばるタヒチから渡ってきたのですね。
ポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)はヒーリングの石
このポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)は漁の見張りをするために置かれていたんだそうですが、漁師がこの岩の上に登って、魚の群れ(大漁)を察知すると、この石を木の棒で警鐘を鳴らして、漁師たちに知らせていたのだそうで、石の鐘として使われていたのだそうです。
そしてまた、お供え物が捧げられ、戦の勝利祈願にも使われていたそうです。
“石の鐘”として使われていたので、叩くときっと音が響く構造の石なのでしょうね。
そして、この岩から見張りをした「見張り台」でもあったそうです。
古代ハワイアンたちにとって、このポハク(石、ストーン)には、マナ(Mana)、特別な力、霊力が宿っていると信じられており、彼らにとっては、それはそれは特別に大切でスピリッチュアルなアイティムの一つでした。
その霊力のある石は、古代ハワイアンたちにとって、生活のあらゆるシーンで助けとなる働きをしてくれるのだと信じられていました。
戦いを勝利に導くのも、病を治してくれるのも癒してくれるのも、この霊力のある石に祈祷し、奉ってきたのです。
大漁を願う漁師の見張りの石であったり、願いが叶う、病気を治してくれる石であったり、戦いの時には勝利を願う石であったり、この『ポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)』は、まさしく古代ハワイアンの人々にパワーを充電しながら、ハワイアン達に寄り添ってきた“マナの石”だと思います。
この石は石灰岩だそうで、ハワイ諸島には無い成分だそうで、だから太平洋を渡って来た、と言われているのでしょか。
又はサンゴ礁でできているとも….。
そういったパワーの宿ったこの石のひとつが、カイアカ・ベイ・ビーチパークという公園の中にあります。
カイアカ・ベイ・ビーチパーク (Kaiaka Bay Beach Park)
このポハク・ラナイ(Pohaku Lanai)のあるカイアカ・ベイ・ビーチパーク (Kaiaka Bay Beach Park)は、ワイキキから行くと、ハイウェイを西に走り、ハレイワまで行くと、ウミガメで有名なアリイビーチがりますが、そのビーチを過ぎてしばらくしてから、「カイアカ・ベイ・ビーチ」という看板が見えてきます。
その看板を右折したら、ゲートが見えてくるので、そのゲートの奥にビーチパークはあります。
駐車場もあるので、レンタカーでも大丈夫です。
ハレイワの街の外れにある、キャンプで人気のビーチパークで、ここはハワイ州立のレクリエーション地域で、キャンプには事前の許可が必要ですが、景色もよく、トイレやシャワー、水飲み場、テーブルなども設置されており、釣りをするもよし、バーベキューをするもよし、ピクニックだけでももってこいのビーチパークです。
パワー充電に是非訪れてみて下さい。
◆ ポハク・ラナイ(Pohaku Lanani)の場所
Kaiaka Bay Beach Park(カイアカ・ベイ・ビーチ・パーク)
住所:Kaiaka Bay Beach Park, 66-449 Haleiwa Rd, Haleiwa, HI 96712
※公園は、7:00~18:30まで。ゲートは閉まってしまいますので、お越しの際はご注意ください。